カテゴリ:米子弁劇場( 154 )   

北海道くんだり   

(さねしげさん)
主人のめいが、北海道に嫁にいくことんなっただと
主人のめいが、北海道に嫁に行くことになったんだって


(みやこださん)
ま、北海道くんだりまで!
まあ、北海道なんてすごい遠くまで(嫁に行くなんてすごいね)


(ふなこしさん)
めったにもどってこれんだーぞい
里帰りはめったにできないでしょうね

注;へたすると、「離婚して帰って来たくても、なかなかできないでしょうね。」という意味にもとれますが、
米子人どうし、そこは、暗黙の了解みたいなものがあるのですよん。



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by friendlyclover613 | 2017-03-19 20:20 | 米子弁劇場 | Comments(0)

適応力   

米子から、今年も、たくさんの若い人が都会へ、あるいはいなかへ、と流出していきますね。

米子生まれ、米子育ちの強みは、柔軟な適応力だと、私は思っています。
山陰のほかの地域の人であればシリアスにかたまってしまうようなときでも、
米子人は笑いですべてをつつんでしまいます。
それがくそまじめな人には、ごまかしているとか、ふざけているとかいうように見えて、腹が立つこともあるみたいなのですが、そのダツリョクこそが、逆境や困難を乗り越える力になっているように、私には思えます。

たとえば・・・
松江市の通勤通学圏ぎりぎりの町での、私の知り合いの体験談です。
米子に生まれ育って、松江にお嫁にいったその人は、移住というか、娘さんがそこに転勤になったので、娘さんについてひっこしてきたのです。
旧郡部に住むのは、これが初めてでした。
今は、そこも隣の市に編入されて、市と名がついてますが。
娘さんが仕事をして、彼女がごはんのしたくや家事を担当していたわけですが、その日常生活がカルチャーショック続きでたいへんだったそうです。
いろいろ話してもらいましたが、いちばんキツかったという話がこれ。

町でたったひとつのスーパーがお休みの日は、近所の個人商店を利用するしかありません。
で、ある個人商店で買い物をしようとしました。
棚の野菜などを見ていると、腰の曲がったおばあさんが店にはいってきました。
そこで、彼女は、おばあさんの邪魔になるから、しばらくこっちで待っていてください、と言われたんだそうです。

そのおばあさんというのは、その個人商店の近所のご隠居さんです。
個人商店の経営者にとっては、昔からのつきあいですから、他のお客さんより最優先です。
他のお客さんは、そのおばあさんが来ると、店から身をひいて、経営者の家族とおしゃべりしたりしながら、おばあさんの買い物が終わるのを待つのです。
普通の人の買い物ではなく、気が遠くなるくらいゆっくりの買い物ですから、みんな、おばあさんの買い物が終わるのを、30分とか1時間とか、雑談しながら待つわけですよ。

この忙しいのに、おんなじお金払ってるのに、なんでなのよ、って、初めは頭にきましたけど、ここでは、そんなこと言っても通りません。
都会なら、ほかに店がいっぱいありますから、それならよそに行きますよ、ということになりますが、そこでは、その曜日は、その店しか開いていません。
よそにいけるものなら行ってみろ、ってとこです。
雑談なんてのんきなことにつきあってらんないわ、って思ったんだけど、外に出て待ってるのもへんだし、しかたなしにみなさんの話の輪にくわわって、おばあさんの買い物がすむまでの1時間くらいをやりすごしました。
経営者の話によれば、そのおばあさんは90才近くて、足腰が弱く、ひとりで町を散歩することができないので、この店と自宅が人生のすべてみたいなものなんだそうです。
毎日、毎日、この店の棚の、そんなに入れ替えもない商品を見て、買い物をすることだけが生きることなのだそうです。
そう聞いたらかわいそうじゃありませんか。

なんでも笑い飛ばしてしまえるような明るい性格の人ですから、こういうことにも慣れて、その町でもお友達がたくさんできたそうです。
松江に帰った今も、そのお友達と行き来して、泊めたり泊まったりとかもして、楽しそうですよ。
米子や松江の感覚からすると、え?!ってなことも頼まれたりするそうなんですけど、そういう人たちとうまくやっていくコツは、あまり気にしないようにすることだそうです。

いなかの人のいいところは、できたての野菜をくれることです。
彼女は、そこに遊びに行くときは、松江のお菓子を車にたくさん積み込み、みなさんに分けて、その代わりに獲りたての野菜やお花をもらって帰るのです。
彼女のところにそこの町の人が遊びにくるときも、おみやげを、たくさん持ってくるし、高校の受験のときなどに車を出してあげたりすると、山のようなお礼の品が届きます。
お花も買うとけっこう高いからね。
いつ訪ねても家中きれいなお花がいっぱいという彼女の生活は、物質的にというより、精神的にすごくぜいたく。

最近は、その町も、よそから来た人も多くなって、人情も、昔よりずっとドライになりましたけど、まだまだ、みんな親切です。
野菜をくれる人達も、お孫さんにお嫁さんを迎えるような年齢になられたそうですけど、親切な人には、いつまでもお元気でいてほしいものです。
高齢者には高齢者のよさがありますから、それをみんなでだいじにしていきたいものです。

お嫁に行っても、転勤しても、与えられた環境の中で、柔軟にしたたかに、
アメーバのごとく生き抜く米子人の適応力は類まれなものだと思います。
彼女も、松江にお嫁にきた当初は、ほんとうにたいへんだったそうです。
シリアスにがんばる力も、米子人は持っています。
ほんとに、米子人はがんばります。
人間好きだからがんばれるのだと思います。



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by friendlyclover613 | 2017-03-17 21:16 | 米子弁劇場 | Comments(0)

理解不能   

(みやこださん)
あんた、板わかめいーかや
あなた、板わかめは要る?=食べる?

いったらおくったげーわ
食べるのなら送ってあげるよ


(娘)
食べる、食べる、送ってよ


(みやこださん)
あんたはあーにがいにすいとーだけんな
あなたはあれ(板わかめ)がすごく好きだからね

そーと、米子絣のええのがあったけん、反物送ってあげらか
それと、米子絣のいいのがあったから、反物送ってあげようか


(娘)
あ、ちょうどよかった、
今年はゆかたを新調しようと思ってたの


(みやこださん)
うちの子(みやこださんの息子)が、ええお酒を、がいによけよけまったけん、
あんたにもあげてごせいって、うちにおいてあーじぇ
おくったげーけん

うちの子がいいお酒をすごくたくさんもらったの
あなた(義理の息子)にもあげてくれって(息子が言うから)
うちにおいてあるのよ
送ってあげる


(義理の息子)
・・・・・・・
お母さん、ぼく、米子弁が全然わからないんですよ・・・



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by friendlyclover613 | 2017-03-15 00:00 | 米子弁劇場 | Comments(0)

板わかめ   

(みやこださん)
うちの子が、東京の親戚に世話んなっとーだけん、去年、板わかめ、みやげに持って行ったわい
か、なんだか、言って、びっくーしなったじぇ
うちの子が、東京の親戚に世話になってるから、板わかめをおみやげに持って行ったの
これは何ですか、ってびっくりなさった


(さねしげさん)
うっちゃちゃ、ほせときから、ずっと食べとーけど、よそのもんは見たことがね、言って、びっくーすーだけん
わたしたちは、小さいときから、ずっと食べてるけど、よその人は、見たことがないって、びっくりするからね


(ふなこしさん)
ほんにまいになあ、なれんもんは好かんだな
ほんとにおいしいのにねえ、慣れない人は好まないのね


(さねしげさん)
うちゃ、あーをごはんにかけーに好いとー
私は、あれ(板わかめ)を白いご飯にかけて食べるのが好き


(みやこださん)
わたしも、あーが好きだじぇ
私もあれ(板わかめをちぎって白いごはんにかけたの)が好き


(ふなこしさん)
ほんと、あーはおいしいわ
ほんとにあれはおいしいわ

うちのおじいさんは、酒のさかなにしとーよ
うちのおじいさんは、酒のさかなにしてるよ


(みやこださん)
わたしゃちゃお茶請けにすーが
わたしたちはお茶請けにするもんね

あめもんがほしねときがあーだもん
あまいものがほしくないときがあるんだもの



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by friendlyclover613 | 2017-03-12 12:30 | 米子弁劇場 | Comments(0)

カレンダー   

(ふなこしさん)
いっちゃん、きょは何日だ
いっちゃん、きょうは何日?

ちょっこい、あんたのカレンダーみしてごすだわ
ちょっと、あなたのカレンダーを見せてちょうだい


(孫)
そこにあるじゃん


(ふなこしさん)
ま、あんた、2月のをつかっとーててや
まあ、あんた、2月のカレンダーを使ってるの?

今3月だで
今は3月だよ

いままで、まちがっとーことに気がつかなんでや
今までずっと、まちがってることに気がつかなかったの?(あきれた)


(孫)
だってさ、うるう年じゃないから、2月と3月はおんなじなんだよ


(ふなこしさん)
ま、け、ほんに
まあ、ほんとにもう・・



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by friendlyclover613 | 2017-03-11 12:22 | 米子弁劇場 | Comments(0)

占い   

(ふなこしさん)
いっちゃん、さねしげさんに借りたスキー、はよ返してきない
いっちゃん、さねしげさんに借りたスキー、早く返してきなさい


(孫)
きょうは行かない
あした行く


(ふなこしさん)
なんで
なぜ?


(孫)
だって、きょうは仏滅だもん
よくないことが起こるから


(ふなこしさん)
だーずけな
ばかばかしい

借りたもん返しに行くくらいなことで、さんこといっとら、なんだしできーへんわ
借りたものを返しに行くくらいなことでそんなこと言ってたら何にもできないよ

今すぐかやいてきない
今すぐ返してきなさい



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by friendlyclover613 | 2017-03-07 13:03 | 米子弁劇場 | Comments(0)

よーにえらて   

(さねしげさん)
あんたげは、犬かーててや
お宅は、犬を飼うことになったの?


(ふなこしさん)
そげだだがん
そうなのよ

またいっちゃんがひろってきただけん
またいっちゃんがひろってきたからさ

もう、これ以上飼われん言っとーに連れてくーだけん
もう、これ以上飼えないよ、って言ってるのに連れて帰ってくるんだから

ミルクだけ飲ませて、捨ててくーつもーだっただーもん、かわいさんなって
ミルクだけ飲ませて捨ててくるつもりだったんだけど、かわいそうになって(飼うことになったの)


(みやこださん)
いっちゃんはやさしい子だけんな
いっちゃんはやさしい子だからね


(ふなこしさん)
わがせわすーならえだーもん、結局、わたしが世話せんならんだけん、かなわんがん。
自分(いっちゃん)が世話するならいいけど、結局、
私が世話しなきゃいけないから困るのよ

トイレのしつけもせないけんし、よーにえらて
トイレのしつけもしなくちゃいけないし、すごくたいへん




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by friendlyclover613 | 2017-03-04 20:10 | 米子弁劇場 | Comments(0)

大雪   

(ふなこしさん)
ちかごーのわけもんは、こげなんを大雪だいうだけんな
ちかごろの若いひとは、こんな(少ない雪)を大雪だっていうからね


(みやこださん)
うっちゃちがわけころ、京都から米子にかえーときは、よー、特急が雪でとまーよったわ
わたしたちが若かったころ、京都から米子に帰るときは、よく、特急が雪で臨時停車したよ

(さねしげさん)
あげだ
そうだったね


(ふなこしさん)
こげなもんがいたしんなーやなてーだけん
こんな(少ない)雪の雪かきがたいへんだなんて言うんだから(あきれるね)


(さねしげさん)
うっちゃちのわけときは、この10倍くらいあったもんを、スコップでしたが
私たちの若いときは、この10倍くらいあった雪を、スコップで雪かきしたね


(ふなこしさん)
ほんに、がいな雪だったが
ほんとにあのころはすごい量の雪だったね


(みやこださん)
うちの子やちゃ、米子にくーとさみさみ、ってふるえとーが
うちの子たちは、米子にくるとさむいさむいってふるえとーわ

わたしやちゃ、東京の冬やなんかい、ぬるまゆのふろにはいっとーやなわ
わたしたちにとっては、東京の冬なんか、ぬるまゆのふろにはいってるような感じ

ひっとつだいさみことあーへん
全然寒くない


(さねしげさん)
うっちゃちゃ、冬でも半そででそうじすーだけん
わたしたちは冬でもはんそででそうじするんだから


(ふなこしさん)
なげやなそでだとじゃまんなーだけん、冬でも半そででしてしまーが
長いようなそでだと(そうじや炊事などのときに)邪魔になるから、
冬でも半そでで仕事してしまうもんね



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by friendlyclover613 | 2017-02-24 12:00 | 米子弁劇場 | Comments(0)

やきいも   

(ふなこしさん)
あっちゃー、おまえやちゃ、がいに笑って
まあ、あなたたち、ものすごく笑ってるね


(孫)
米子弁がおかしいんだって


(ふなこしさん)
やきいも、あんたやちにやいたけんな
やきいも、あなたたち(のおやつ)に焼いたからね

さめんなかいにたべないや
さめないうちに食べなさいよ



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by friendlyclover613 | 2017-02-23 11:30 | 米子弁劇場 | Comments(2)

吹き出すやなわ   

(さねしげさん)
きの、よーにおかして、ふきだすやなかったわ
きのうは、すごくおかしくって、吹き出してしまったわ


(みやこださん)
ま、なんで
ま、なぜ


(さねしげさん)
うちの子のスキーの整理番号がG3だだがん
孫のスキーの整理番号がG3なの

そーで、電話で、うちの子がせんせに、その番号を言っとったらな、
じいさんて聞こえーだけん、
おじいさんが、せんせがわしになんか用か、なんてーだもん

それで、電話で、孫が先生にその番号を伝えていたらね、
じいさんて聞こえるもんだから、
うちのおじいさんが、「先生がわしに何か用があるのか。」なんて言うんだもん

注:せんせ(先生)というのは、必ずしも学校の先生というわけではなく、たとえば、
子ども会の旅行やキャンプなどの時の引率係や指導者のおじさんやおばさんや、
子どもの登山の班を率いるおとなのリーダーなども、米子では、時々「せんせ」と呼ばれます。


(ふなこしさん)
ははは、おかしやな
ははは、おかしい


解説
吹き出すやなわ・・・これ、標準語では説明のつかない、米子弁独特の言い回しです。
理屈では、意味の説明のしようがないんですよ。
ふきだしそうになる、というのとも少しちがうし、ふきだしてしまった、というのとも、微妙にちがうんです。
どうやって説明したらいいんでしょうか。
私もわかりません。
米子弁の意味にもっとも近い説明のしかたというのは、たぶん、私の思いつくかぎりでは、
吹き出すようにおかしい、というような言葉になりますかね・・・



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by friendlyclover613 | 2017-02-21 20:13 | 米子弁劇場 | Comments(0)