カテゴリ:米子弁の世界へようこそ(自己紹介)( 1 )

米子弁の世界へようこそ

ご来訪ありがとうございます。
鳥取県米子市生まれの おもしろおかし です。
あなた様との出会いを、心からうれしく思っております。

私は、鳥取県米子市の出身で、米子弁を使って育ちました。
ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんのお母さんも米子出身です。
米子というのは、自慢になるかもしれませんが、よそから来た人も、こころよく受け入れる温かな人情の町です。

私は、ほんとうに、日本全国とまではいきませんが、いろいろなところに住みました。
そして、さまざまなカルチャーショックも体験しました。
その思い出の中には、この世にあらんかぎりの意地悪をされて、あそこには、きっと意地悪な人間しかいないのだろう、と、今でも思えるようなところもあります。
反対に、いい思い出ばかりの町もあります。
そんなふうに、いろいろな経験をしてきた結果、今、心から思います。
米子は、ほんとうによいところだと。

いろいろな人間の集まっている、町という集団は、いい人ばかりが集まることもないだろうし、きっと、悪い人ばかりというところもないんだろうと思います。
ですが、やはり、人の集まりである以上、かたより、言い換えれば、集団としての個性も、いつの間にかできてきます。
米子人は、ほかと比べて、陽気で人懐こく、それでいて、懐が深い、細かいことは気にしないけど、それでいて、人の気持ちにはよく気がつく、いい個性を持った市民だと思います。

昔、方言というものができたもともとの原因とは、お殿様が、裏切り者が出たりしないように、領土の外と内とでスムーズに会話ができないようにしようという考えから、自分の領土のみで通じる言葉を作ったことだそうです。
しかし、同じお殿様でも、閉鎖的な人、開放的な人と、いろんな人がいたようです。
たとえば、毛利の殿様の解放的な性格は、そのまま広島県の人の性格になっているようです。
が、米子は、そもそも、殿様が200年あまりもいなかったそうです。
そのせいで、よそとの交流も制限されず自由にやれたことから、米子人独特の、開放的で親切で陽気な性格ができたそうです。

お菓子のつるだやさんも、もともとよそから来たかただけど、米子で成功なさって、何代も米子に住み続けていらっしゃると、書いておられました。
私、子どものときは、つるだやさんのお菓子をよく買ってもらったものです。
洋服の桔梗やさんも、よそから来られて、米子で成功なさいました。
つるだやさんも桔梗やさんも、そうして、よそから米子に来られて、住み着いて、それぞれの得意分野で、米子に貢献なさっておられます。
ついでに、私も、そうして米子に住み着いた者の子孫です。

人間、外国で人生の大半を過ごしても、頭の中では母国語で考えるものだそうですが、私も、口では標準語をしゃべっていても、頭の中は米子弁です。

米子弁は、一見きつく聞こえるので、そんなところから米子を誤解する人も、もしかしたら多いかもしれません。
米子弁は、ちょっとだけ聞くと、すごく乱暴に聞こえます。
あまりにも飾らないから。
女性的か、男性的か、ということになると、米子は男性的です。
ドイツ語は粗野な感じですが、米子弁を、一瞬ドイツ語かと思う人は少なくありません。
質実剛毅というところは、そう言えばドイツと似てます。
そんな荒っぽい印象の米子弁ですが、中身は暖かいので、そこのところは誤解しないでくださいね。

山陰は、決して明るいイメージの地域ではありませんが、米子の気風は、ほんとうに明るいと思います。
けんかのときでも、米子弁には暗さがありません。
どこかのどかな人のよさがあるのです。
当たりの柔らかい慇懃無礼や、心を伴わないお世辞や作り笑いより、よほどいいと、私は思っています。
気取らず、明るく、安いお菓子をかこんで、みんなでわいわいやっているところに、人が来たら、それが誰であっても、とりあえず、おいしいお茶を出して、仲間に入れてあげるのが、米子流のもてなしです。

安いお菓子といいましたけど、米子の人はグルメです。
安くておいしいものがたくさんあるんですよ。
お値段は安くしても、心意気でうんとおいしくするのが米子のグルメです。
それと同じで、言葉も、表面は荒っぽいけど、人の気持ちに対するデリカシーは豊かです。
私が知る限り、米子人ほど、人の気持ちによく気がつく人種は、他にはあまりないです。

米子の人の、人懐こい、人間好きの気風を反映して、米子弁の会話も、温かいヒューマニズムに裏打ちされています。

ユーモアという英語の単語のもともとは、ヒューマン(人間)という言葉だったそうで、このことについても、
米子弁の会話を聞いていると、なるほど、と納得がいきます。

へたな落語顔負けの笑いのセンスは、米子の人の、そんな人間らしさから生まれたものだと思います。
米子で生まれ育った人でも、若い人はどんどん標準語になっていくなかで、独特の笑いのセンスを持つお年寄りの米子弁が、忘れられていくのは惜しいことだと思います。
ブラックユーモアの、人を傷つけるようなとげのある笑いでもなく、欧米人から軽蔑されるだじゃれでもなく、下ネタの下品な笑いともちがう、温かなのどかな空気を含んだ良質の笑いも、米子弁の特質です。

水木さんのまんが「ゲゲゲの鬼太郎」には、ときどき米子弁が出てきます。
米子弁は、ほんとうにおもしろい言葉です。
よそから来たばかりの人は、最初は、意味がさっぱりわからないそうなのですが、意味がわかるようになれば、おもしろくておかしくて、おなかが痛くなるくらい笑えてしまいます。
小学校のとき、京都からきた転校生の男の子は、「かか」という言葉を初めて聞いたとき、
30分くらい笑いがとまりませんでした。
これは、お母さんとか、奥さんとか、よそのおばさんを指す3人称です。
米子弁特有の単語ではないのですが、米子弁の中に出てくると、ほかの言葉では絶対に出せないおかしみがあるのです。

そんなところにもあらわれる、米子のユニークな個性を、もっともっと、全国の人に知ってもらいたいのです。

首都圏は、若い人が勉強するにはとてもいいところですが、子どもを育てる環境としては、よくない要因も少なくありません。
子育ての環境としては、いなかのほうが、ずっといいということを、カウンセラーのお仕事をしている人から聞いています。
子どもを育てるためによい家庭環境を作ろうと考えて、地方に移転するかたも少なくないそうです。
そんなかたがたにとって、米子の環境は、とてもいいと思います。
その証拠に、お医者様がたくさん、米子に住みついていらっしゃいます。
お医者様が都会に住みたがられるのは、子どもに高い教育を受けさせたいからですが、成績よりも、人間性豊かな性格に育てたい、という考えで、育児の場として、米子を選ぶかたもいらっしゃいます。

ここで、ちょっとひと言。
米子はいなかですが、米子近辺から東大の医学部にはいる人、時々いるんですよ。
各界に、ハイレベルな知識技術とすばらしい人間性を持った先生やプロがたくさんいます。
一流企業に勤めている人も、有名な学者も、たくさん生まれています。
教育のレベルは低くありません。

なので、お医者様の人手不足に、多くの地域が困っている今の時代にあって、米子は、医療には恵まれています。

そんな米子のよさを、全国の、ひいては世界中のみなさまに知っていただきたいと、願って、このブログを始めました。
方言というのは、実は、字に変えられる部分より、そうでない部分のほうが、コミュニケーションの主役のようなところがあります。
字だけだと、なかなか、そういうところがうまく伝わりませんが、↑↓で、アクセントを表現するようにしました。

マイナーな地方都市ではありますが、つるだやさんや桔梗やさんの例のように、よそから来たかたがたの力をも生かしていける米子には、まだまだ、眠れるよき可能性が存在しているように思います。
東京のような大きな自治体よりも、米子のような小さな自治体のほうが、小回りがきいて、新しいユニークな試みもしやすいですし、そういう条件をもプラスの方向に生かしていく道が、きっといろいろあると思います。
米子の眠っている力を掘り起こしていくことで、日本のため、ひいては世界のために、何かできることがあるように、私には思えてなりません。

米子という名前は、88才のおばあさんが赤ちゃんを産んだという伝説に由来しているそうです。
この名前のとおり、米子は、クリエイティブで生産的な個性を持っていると思います。

全国の、世界中のみなさま、ぜひ、ぜひ、1度、米子に来てみてください。
米子弁劇場の舞台である糀町(こうじまち)には、わだや小路という、リーズナブルなお値段のお宿ができました。

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by friendlyclover613 | 2015-11-29 23:14 | 米子弁の世界へようこそ(自己紹介) | Comments(2)

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