カテゴリ:米子弁文法?!( 8 )

「友達」

友達という言葉は、標準語の範囲でも、意味があいまいな言葉です。
人によって、地方によって、言葉の意味する範囲がちがってくるようなところもあります。

私の今の感覚では、友達という言葉でいいあらわされる関係は、ある程度気があう人、とか、連絡を個人的にとりあっている人にかぎられています。
が、米子で暮らしていた頃は、しばしば、ただの知り合いにかぎりなく近いクラスメート、同窓の、かなり年代が離れた知り合い、なども、「友達」という言葉で表現するのが普通だったような記憶があります。
それが、自分でも意識しないときに、ふっと出ていることが、たまにあるようなのです。



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by friendlyclover613 | 2017-06-17 12:00 | 米子弁文法?! | Comments(0)

私でさえもわからない

旧米子市のJRの駅近くで生まれ、そこで育った、
米子弁nativespeakerの私ですが、いまだに、米子弁の中に、意味がよくわからない言葉があります。

「よもよもだーぞい」と

「きしゃがわり」

意味は、なんとなーくわかるのですが、わからない人にわかるように説明するとなると、できないです。



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by friendlyclover613 | 2016-10-15 11:58 | 米子弁文法?! | Comments(0)

同じ言葉

同じ米子生まれの米子育ちでも、関西弁が肌に合う人とか、東京の言葉がいちばんしっくりくるとか、いろいろな人がいるというのはおもしろいものです。

私は、頭の中で考えが発生するときは米子弁なのですが、米子ではないところで、人とお話するときは標準語になります。
関西にもけっこう長くいましたが、なぜか、どうしても、関西弁が身につきません。
意味はわかるし、会話もけっこうスムーズにできるのですが、自分では気がつかなくても、関西弁が通じないときがあるね、といわれたりします。
けっこう、関西も関西人も好きですが、それでも、言葉は、どうしても身につきません。

私の父が、子ども時代の一時期東京で暮らしていたことがあり、それで標準語を使うことが多いというのはあります。
が、私の知り合いで、両親とも純然たる米子弁で、それで、関西弁がフィーリングに合うという人もいるし、両親も親戚も、米子から1歩も出たことがないというような人が、標準語がいちばんぴったりくる、なんて言ったりしている例もあるから、親や環境の影響よりもっと強い要因として、何か、言葉以前のものがあるような気がします。

これは、どこで暮らしたかとかいうようなことではなく、持って生まれた生理的な感覚なのではないかと思います。

そういうわけで、私、関西にいたときも、自分と同じように標準語をしゃべる関東出身の人たちのほうが、フィーリングが合って、親しくなりました。

関西出身の人は、やはり、自分と同じ関西弁を話す人とフィーリングが合うと言います。

そういう、言葉以前の感覚、言葉にならないところでのコミュニケーションって、けっこう重要なのかもしれませんね。



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by friendlyclover613 | 2016-05-24 00:00 | 米子弁文法?! | Comments(2)

米子弁のむずかしいところ

米子弁は、米子で生まれ育っていない人にとっては、何を言っているのかさっぱりわからないものなのだそうです。
私の叔母の配偶者であり、従兄の父であった人は、関西の人でしたが、妻と息子が話している米子弁を、ついに終生、理解できませんでした。
叔母は、関西にお嫁に行って、関西弁を、わりとすぐにものにしたみたいですが。
女性のほうが強い分野なんでしょうね。

日本人にとって、米子弁にかぎらず、東北弁など、日本の方言は、おそらく、英語やフランス語の標準語よりも習得がむずかしいのではないかと思います。
なぜかというと、文法の理論では解明不能な部分が多いからです。

私は、仕事で、いろいろな地方の方言に接しますが、米子弁以外の方言の、どこがいちばんわかりにくいかというと、まず、質問の語尾がさがったり、普通の文章の語尾があがったりするところです。
語尾がさがっているので、質問だとは思わず、続きを待っていたら、むこうも、いつまでも黙っているので、あ、もしかして質問だったのかな、なんてことも、以前はありました。
質問の語尾はあげて、普通の文章の語尾はさげてくださいね、とお願いすることで、ほぼ、この問題は解決しました。
これが解決することで、お客様の方言がわからないという悩みはなくなりました。

それ以外に、方言がわからないことのトラブルというと、文字にすればまったく同じ文章が、アクセントや雰囲気で、意味の区別が、ツーカーでなされるのが、よそものにはわからないということでしょうか。

たとえば、このブログの記事「つばめさん」中の、「だいじにすーだで」という文字で表現される意味には2とおりあります。
「だいじにしなさいよ。」と、「だいじにしているんだよ。」と。

つばめを益鳥として歓迎して、だいじにしなさいよ、と、子どもにしつけしているのか、でなければ、益鳥として、うちは、ずっとだいじにしてるんだよ、と、伝えているのか。
どちらの意味なのかは、米子生まれどうしの会話なら、その場ですぐに意味は、ツーカーでわかります。
雰囲気とか、分析不能な言い方の調子とかで、なんとなーくわかるのです。



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by friendlyclover613 | 2016-05-22 08:08 | 米子弁文法?! | Comments(0)

同じ米子弁でも

同じ米子弁を同じ米子で話すのに、たまに通じないときがあるんですよ。

私の家は、京都の学校を出た者が多いので、京都弁が半分くらいまざっています。
昔からうちと親しくしてきた人たちも、その影響を受けて、だいぶ関西弁まじりになっているのですが、たまーに、同じ米子の人から、何言ってるのかわからないと言われることがあります。
その人は、京都にまったくご縁がない人であったりとか。

私も、同じ米子弁でも、東北弁まじりのSさんの言っていることは、正直、何を言っているのか、半分以上わかりません。
あちらも、私の言っていることがわからないので、Sさんとは標準語を使って話します。

きっすいの米子弁を使っている人は、すごく少ないのではないかと思います。
たいていの家では、出身校のあるところの言葉や、よそからお嫁に来た人たちの言葉がまざった米子弁を使っていると思います。

水木しげるさんは、境港の人ですけど、お母さまが米子の人ですから、私たちと同じ言葉だと思います。
奥様は安来のかただそうですが、米子弁と安来弁とミックスしたら、いったいどんな言葉になるんでしょうか。




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by friendlyclover613 | 2016-04-10 11:41 | 米子弁文法?! | Comments(0)

バラエティある表現

たとえば、同じ単語でも、米子弁の中では、そのときの気分や人間関係によって、あるいは、理由もなく、少しづつちがってきます。

たとえば、

「だらずけな」は時々「だーずけな」になります。

同じ意味の言葉としては、「だら」「だらみてーに」

「さんだらばっかー言っとれ」
そんなばかばっかり言ってりゃいいじゃん

「そげなだらみてーなかっこしとら、人がわらーじぇ」
そんなばかみたいなかっこうしてたら、笑われるよ





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by friendlyclover613 | 2016-01-16 19:12 | 米子弁文法?! | Comments(0)

家族

家族の呼び名は、第三者との会話の中では、

ばば→おばあさん

あそこのばばは、あの俳句の会で、いちばんふるいだと(あそこのおばあさんは、あの俳句の会で、いちばん先輩なんだって)

かか→お母さん
あそこのかかは、料理がじょうずだしこだがん(あそこのお母さんは料理がじょうずなんだってね)

いもと→妹
うちの嫁のいもとは、まんだ学生だ(うちの嫁さんの妹は、まだ学生なの)

おとと→弟
あんたげのおととは、もう就職が決まったかや?(あなたの弟さんは、就職はもう決まった?)

おいぶし→おいっこ

あんたげのおっつぁん→あなたのだんなさん、時々、あなたのお父さんの意味にもなる。






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by friendlyclover613 | 2014-05-16 20:14 | 米子弁文法?! | Comments(0)

人称

きょうは、今までの会話を振り返って、文法?!の整理です。

①1人称

わ↑たし

うっちゃち→わたしたち 単数なら「うち」だが、米子では「うち」はあまり使わない。
複数で「うっちゃち」というのは、よく使う。

うちげ→私の家、私のところ、私の家族

うちげの子→うちの子、うちげに来ないやい→私の家に来なさいよ

②2人称

あんた 複数はあんたや↓ち

あんたげ、おまえげ→あなたの家、あなたの家族、
あんたげのは、もう卒業しなったかや?→あなたのところの(お子さん)は、もう卒業なさった?。

③3人称

あのしゅ→あの人(男女とも)(目上、ないし、少し遠慮のある関係の人に)

ああ→「あれ(あの人)」
他人との会話で、親が子のことをさして言う、上司が部下のことをさして言う、など

ああやち→あの人たち

かか→既婚女性(奥さん、お母さん)のことをさす3人称(同等、または目下、腹の立つ相手のことをさす)
あのかかは、時間を守らんだけんこまーわ(あのおばさんは時間を守らないから困るよ)

あね→未婚女性をさす3人称で蔑称的 すごく腹が立った相手に対して使うことが多い

こなもん→この者→この子、この人(目下)
たとえば父親と母親が、隣の部屋にいる子どもについて話すとき、
ひーは、こなもんは何食べーだーか(お昼はこの子、何食べるんだろう→この子にお昼は何食べさせようかという意味)

あのもん→あの者→あの子、あの人

あのおっつぁん→あのおじさん(既婚、未婚とも。年齢的には30代以上)
時には、だんなさんやお父さんという意味にもなる。たとえば次の日曜日の話をするとき、
あのしゅは、あしたはきなーだーか(あの人はあしたは来るんだろうか)
おっつぁんがおーなーけん、きならんわ(だんなさんが家にいるから来ないよ)

わ(なんて言うか、3人称での「自分」という意味)
たとえば、
あのしゅは、子どもの服ばっかー買-なーわ。わの服買-ならん
(あの人は、子どもの服ばかり買うなあ、自分の服は買わないよ)

わやち→「わ」の複数形

ひと→他人という意味のことが多い(複数も同じ)
子どもの書いたまんがなどを
親がおもしろくなけらな、ひとはまんだおもしろくねわ→親がおもしろくないと思うなら、
他人はもっとおもしろいとは思わない

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by friendlyclover613 | 2014-05-10 09:13 | 米子弁文法?! | Comments(0)