しんけ

(ふなこしさん)
いっちゃん、そげなきちゃんげなもん着て出らもんなら、人がしんけだいうじぇ
いっちゃん、そんなへんな服着て(外に)出たら、みんなが(いっちゃんのことを)気ちがいだって言うよ


(孫)
今から着替えるのめんどくさいよ


(ふなこしさん)
いけんじぇ、孫にさんかっこさせとーやな店でかわれーへん言われーやんなったら、あんたもこまーだで

だめですよ
孫にそんなかっこうさせて(外出させる)ような(センスの悪い)店で買い物したくないなんて言われるようになったら、あんたも困るのよ


(孫)
ばばあ、うるせえなあ


(ふなこしさん)
着がえないけんじぇ
着替えないといけない(承知しない)よ



米子弁の「きちゃんげな」という言葉の意味は、直訳すれば、きたないということなのですが、米子弁では、その理屈どおりではありません。
たとえば、古くなって生地がよれよれになったとか、毛糸なら古びて毛玉がついているとか、そういうのも
「きちゃんげな」という言葉で言いあらわすのですが、それ以外にも、いろいろな意味があります。
たとえば、色がきたないとか。
きれいなピンクとかブルーとかいうのと反対の感じの、黒とか茶色とかみたいな色。
柄も、見るからにきれいな色の花柄じゃなくて、たとえば、くすんだような色や柄。
そういう色は、着かたによっては、シックな美しい感じになることもあれば、子どもがじいさんみたいなかっこして、というようなことにもなったりします。
あかぬけたおしゃれなシックな美しさが、わからない人には「きちゃんげな」としか思えない、というようなケースもあるわけです。

常識では考えられないようなコーディネート、たとえば、花柄のブラウスに水玉のスカートとかいうようなかっこうも、きちゃんげな、と言われることがあります。
近頃は、子どもファッションの世界も豊かになってきましたが、私が子どものころは、子どもなんだからと、どうでもいい、って感じの服装をしている子も多かったです。

個人的な好みもだいぶ含んだ言葉なので、説明が難しいですが、きちゃんげな、という言葉の意味は、だいたいそんなところでしょう。

この記事の「いっちゃん」くらいの年齢の子どもが、シックな色や柄をじょうずに着ていると、すごくすてきに見えます。
子どもは目立つ色を着ていることが多いですが、たまに、黒のTシャツで決めた赤ちゃんなど、はっとするほどおしゃれですてきでみとれてしまうことがあります。
が、一歩まちがうと、シックというより、「きちゃんげな」かっこうということになります。



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by friendlyclover613 | 2016-10-01 11:45 | 米子弁劇場 | Comments(0)  

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