ゆずりあい   

(みやこださん)
あんたやち、聞いてごすだわ、うちの子がなあ、いとこのおふるをきとったら、きたね言われたとい
あなたたち、聞いてよ、うちの孫がさ、いとこのおふるを着てたら、きたないって言われたんだって


(さねしげさん)
ま、なんできたねだ
まあ、なぜきたないの?


(みやこださん)
うちの子は、いとこの中でも下のほだだけん、みんなが使ったあとのおふるの服を着とーだがんな
そーがきたねだと

うちの孫は、いとこの中でも年が下のほうだから、おさがりのおさがりのそのまたおさがりみたいなふるい服を、いつも着てるの
それがきたないんだって




解説
米子の人は、いとこや友達のお古を着ることに抵抗がないといえるようです。
制服も譲ってもらうことが多いです。
私も、お姉さんはいませんでしたが、母やおばさんやいとこのお古をゆずってもらうことが多かったです。
おばさんから母へ、母からいとこへ、いとこから私へと、何人もが着たものを着ていました。
それをみじめだとか思ったことはありません。
まわりの友達も、みんな、お姉さんなどのおさがりを着ていたから。
衣服費の節約にがんばっているというような強い意識はとくになく、まわりのみんながおさがりを着ているから私も、という感じでした。
それでばかにされるとかいうようなこともありませんでしたし、どうしても新しいものが欲しくてたまらなかった、というようなこともありませんでした。

それが当たり前だと思って育ったから、米子を離れて、おふるだ、おさがりだと笑われたときは、びっくりしましたよ。
全然、みじめだなんて思っていません。
おさがりを着るのは、なんとなくうれしかったり、暖かいものを感じたりするものです。
その小さな喜びを、人に教えてあげたいくらいです。




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by friendlyclover613 | 2016-03-13 12:40 | 米子弁劇場 | Comments(2)

Commented by たまお at 2016-03-13 14:02 x
アタイも兄や従姉妹の服をお下がりで着ていましたよ。
もちろん今でも知り合いからもらった洋服を着たりしています。
(アタイだけじゃなく、家族全員がそんなかんじですね)
Commented by friendlyclover613 at 2016-03-13 17:18
たまおさん、おひさしぶり!。

米子では、お古を着てても、いじめられもしないし、いじわるなことも言われないものね。
悪いことだと言うほうがおかしいですよ。

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