おみやげ

(めいっこ)
おばさん、彼岸に米子に帰るんだけど、おみやげ、何がいい?


(ふなこしさん)
横浜からのーだーがん
横浜から汽車に乗るんでしょ


(めいっこ)
そう


(ふなこしさん)
だったら、しゅうまい買ってきてやい
だったら、しゅうまい買ってきてちょうだい

いっちゃんが、あーにがいにすいとーだけん
いっちゃんが、あれ(横浜のしゅうまい)が大好きなんだから

そーと、ひよこまんじゅとな
それと、ひよこまんじゅうとね


(めいっこ)
わかったー、そいでさ、あのお菓子、かっといてね、あのごぼうのついた和菓子


(ふなこしさん)
買っとく、買っとく


(めいっこ)
リビドーのお菓子も


(ふなこしさん)
店で食べーだなしに、かっとくだかや
(喫茶)店で食べるんじゃなくて、買っておくってこと?

(めいっこ)
うん、おばさんとこで食べる



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# by friendlyclover613 | 2017-09-21 15:00 | 米子弁劇場 | Comments(0)

お彼岸のおでかけ

(ふなこしさん)
いっちゃん、なにしとーてて、
いっちゃん、なにしてるの、

はよ、こな
はやく来なきゃいけないよ


(孫)
ちょっと待ってよ、


(おいっこ)
おーい、はやくしろ


(ふなこしさん)
お寺さんと約束した時間におくれらいけんけん、
あんただけおいていくじぇ

お寺さんと約束した時間におくれたらいけないから
あんただけおいていくよ

帰りにソフトクリームみんなで食べらかおもっとったけど、
あんまりおそんなったら、みせもしまーだけんな

帰りにソフトクリームみんなで食べようかと思ってたけど、
あんまりおそくなったら、店もしまってしまうからね


(孫)
やだ、やだ、ソフトクリーム食べる!



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# by friendlyclover613 | 2017-09-18 14:37 | Comments(0)

そげしてなげとくだがん

(お嫁さん)
お義母さん、ほうれんそうとレタスがいたんじゃって・・・


(さねしげさん)
しばらく、根もとんとこーを水につけときゃ、ぴんとなーよ
しばらく、根もとのところを水につけておくと、ぴんとなるよ


(お嫁さん)
水につけましたけど・・・


(さねしげさん)
そげしてなげとくだがん
そうやって、ほっておきなさい



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# by friendlyclover613 | 2017-09-18 14:00 | 米子弁劇場 | Comments(2)

泣き声

(みやこださん)
ま、け、また、ふなこしさんげの子が泣いとーわ
まあ、また、ふなこしさんのところの子どもが泣いてるわ


(息子)
大きな声で泣くからなあ、うるさいなあ


(みやこださん)
ま、がまんすーだわ、
まあ、がまんしなさいよ

ふなこしさんには、がいにせわんなっとーだけん
ふなこしさんには、すごくせわになってるんだから


(お嫁さん)
あ、そう言えば、ふなこしさんのチョコレートケーキ、きのう、もらいましたよ
食べましょうよ


(みやこださん)
あのしゅは、ほんに、おかしつくーことがじょうずなだけん
あの人(ふなこしさん)は、ほんとに、お菓子づくりがじょうずだから


(お嫁さん)
作り方、聞いたんですよ、ココアをかきまぜて、冷蔵庫で冷やせばいいだけですって


(みやこださん)
よーしっとってだーけん
(ふなこしさんは、お菓子つくりのことを)すごくよく知ってるからね



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# by friendlyclover613 | 2017-09-15 22:50 | 米子弁劇場 | Comments(0)

米子の未来は明るい!

なんだかね、うれしくなっちゃうような話を聞きました。

同郷の知り合いが、彼岸に米子に帰ることになりました。
交際している彼女と、結婚を考え始めて、そろそろおたがいの親に会わせようという話が出るようになったのだそうです。
めでたいことです。
まず、彼が彼女を連れて、米子市の実家に帰るのですが、そのとき、レストランの個室でもとって、と、考えていましたが、なんと、2週間前に予約入れたら、もういっぱいだからって、どこも断られたんですって。

米子はいなかだから、3日前くらいでも、いくらでも個室はあるよ、と思ってたら、2週間前には、もうなかったんですって。
ないってことは、つまり、個室にも喫茶店にもレストランにも、それだけお客さんが来るわけで、それだけお客さんがあるということは、つまり、米子にそれだけ人が集まってるってことですよ。

それだけ米子に人が集まるということは、米子がそれだけ栄えているってことだから、うれしい話じゃありませんか。
私は喜んでます。
ただ、それだけ混雑して困る人もいるわけだもんね。

ま、なんとかなるでしょう。

それだけ人が集まるのなら、米子の未来は明るい、明るい、きっと、明るいです!。


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# by friendlyclover613 | 2017-09-12 17:15 | 米子の来しかた行く末 | Comments(0)

お彼岸

(孫)
いやだよ、そんな赤いの、おれ、いやだよ


(ふなこしさん)
だって、あんたは迷子になーだもん
だって、あなたは迷子になるでしょ

着たもなけらな、迷子になーだない
(こんなめだつ色を)着たくなかったら、迷子になるんじゃないよ


(みやこださん)
東京のわけもんは、子どもに、犬のひもみてーなもんつけとーよ
東京の若い人(の中には)は、子どもに、犬のリードみたいなものをつけてる(人もいる)よ


東京の若い人のすべてが、子どもに犬のようなリードをつけているのか、それとも1部の人がしていることなのか、この区別はねえ・・・・言葉では表現できないんです。
米子弁のネイティブスピーカーには、なんとなーく区別がつくんです。


(さねしげさん)
そーよーかましだーがん
(犬みたいにひもつけられる)よりは、(赤い服着るほうが)まだましでしょう


(孫)
おれ、これ着るよ


(ふなこしさん)
いけんじぇ、さーもん、
そげなどろんこ遊びのときに着-やなもん、墓に着ていかれーへんじぇ
だーにであーだいわからんに

だめよ、そんなもの
そんな、どろんこ遊びのときに着るようなもの、墓まいりに着て行ったらいけないよ
誰に会うかわからないのに

出会う=ばったり会う




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# by friendlyclover613 | 2017-09-12 12:12 | 米子弁劇場 | Comments(0)

さいなら

(犯人)
もしもし、お母ちゃん、300万ほど都合してくれないかな、
彼女に子どもができちゃって
結婚する気がないなら300万払えって、むこうの親に怒られてさあ


(さねしげさん)
あんた、うちげの子だねだーがん
あなた、うちの子じゃないでしょう

うちゃ、子どもを、そげなにんげにそだてとらんだもん
私は子どもをそんな人間に育ててないもの

さいなら
さようなら




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# by friendlyclover613 | 2017-09-10 21:20 | 米子弁劇場 | Comments(0)

高校放浪記と米子東高

調べ物をしていたら、「高校放浪記」という本についての記事に出会って、昔のことを思い出しました。

高校放浪記というのは、私も、おおかたあらすじとかは忘れたのですが、ノンフィクションです。
内容は、確か登校拒否の実録みたいな感じだったように記憶してるんですけど、それを克服していく、
主人公の、つらい心の旅というような内容だったかと思います。

大昔、今井書店で立ち読みしたとき、本の中で米子の東高に出くわさなかったら、この本を買わなかったかもしれません。

私が女だったから、もうひとつよくわからなかったんでしょうか、大学にはいってから、男の人にこの本の話をすると、あ、ぼくも読んだ、おもしろかった、とか、すごく共感したとか、私よりずーっと深い読み方をして、感想も私よりずっと深かったことに、ちょっとおどろいたことを、今でもおぼえています。
優等生みたいな男性が、あれはすごくおもしろかった、なんて言うから。
でも、男の人はみんな、あんな野性を、あるタイプの人はもしかしたら無意識のうちに秘めているのかもしれませんね。
女には理解できない、男だけがわかる何かの存在を考えさせられる本であったことを思い出しました。

地もとの米子の人はかえって知らないようですが、昔の米子東高が物語の舞台です。
米子の人には知っておいてもらいたいです。

あの本が漫画化されているそうです。
ガクラン放浪記・・・読みたーい、でも4冊となると・・・・

こういう本やまんがが、どんどん、日本全国にいきわたって、米子がどんどん有名になるといいなあ・・・
みなさん、どんどん、のべつまくなしに宣伝しましょう。


きのうの記事を出してからあと、もう1回、検索しなおしてみたら、
この、稲田耕三さんの本、知る人ぞ知るって感じですごい人気ですね。
本を読んで会いに行った人も、ひとりやふたりではないようです。
会いに行かれたというのは、みんな男のかたでした。
きっと、おれのことをわかってくれる、と思うからなんでしょうね。
私も会いに行きたくなりました。
このくらい徹底的に悩むというのは、すごいことです。
誰にでもできることではありません。
若いときにした苦労というのは、人がらを、説得力のある深いものにします。
藤木美奈子さん然り・・・フジコヘミングさん然り・・・・
稲田さんも、きっと、人生の後輩たちが会いに行きたくなるような、深いものへの求めに答えられる何かをお持ちなんでしょう。

確か、奥様は米子のかたです・・・かすかな記憶があります。
すごい大恋愛でいらしたこと、おぼえてます。
こんなことばっかり、しっかりおぼえてるなんてね、あはは・・


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# by friendlyclover613 | 2017-09-03 23:25 | 米子を舞台とした小説や物語 | Comments(0)

よなごまち

(孫)
おばあちゃん、これ、なんて読むの?


(ふなこしさん)
まつえしよなごまちって読むだしこだがん
松江市米子町って読むんだそうよ


(孫)
なんで、松江によなごなんてところがあるの?


(ふなこしさん)
そげなこと、わたしに聞いたてて、しらんわい
そんなこと、私に聞いても知らないわよ



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# by friendlyclover613 | 2017-09-02 20:11 | 米子弁劇場 | Comments(0)

おさかな

(ふなこしさん)
ま、なんだ、いっちゃん、ほっけにマヨネーズやなんかいつけて
ま、何、いっちゃん、ほっけにマヨネーズなんかつけて

注;ほっけ=境港でとれるさかな
おしょうゆ味とマヨネーズは意外と合うものです



(孫)
だって、こうするとおいしいんだもん



(ふなこしさん)
さんことすら、人が気がちがっとーいうやんなーじぇ
そんなことしたら、(この子は)気が狂ってるなんて言われるようになるよ


ほんとに、食べ方の好みっていろいろですもんね。
ふなこしさんみたいに、常識の枠を超えることができないタイプの人も、米子にはたくさんいます。
でも、こういうことをおもしろがる人も、米子には、けっこうたくさんいるんですよ。
マヨネーズをさかなにつけて食べるっていうこと、実は、私、友達の家にホームステイしていたアメリカ人の女学生から教わりました。
おすしの具に、わさびといっしょにマヨネーズをつけて食べるのを初めて見たときは、非常に驚きましたが、家に帰ってまねして食べてみると、意外とまずくないのです。
米子以外のところでこういうことすると、ほんとに気ちがいというレッテルを貼られるかもしれませんがね。
米子では、おもしろがる心のゆとりを持っている人多いです。



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# by friendlyclover613 | 2017-08-29 17:39 | 米子弁劇場 | Comments(0)

台所

(さねしげさん)
きのは、よーにあつて、めしつくーがよーにえらて
きのうは、すごく暑くって、ごはん作るのがすごくたいへんで


(みやこださん)
そげだが
そうだね


(ふなこしさん)
ちかごーのわけもんは、レンジでさかなやくだとい
ちかごろの若い人は、レンジでさかな焼くんだって


(みやこださん)
しっとー
知ってる

プラスチックみてーなもんにいれてすーだがんな
プラスチックみたいなものにいれて(レンジで)焼くんだよね


(ふなこしさん)
うっちゃちゃ、なんぼあつても、さかなはガスの火で焼くがいちばんおいしだけん
私たちは、いくら暑くたって、さかなはガスの火で焼くのがいちばんおいしいと思うから

ガスでなけらな、炭で焼くのがおいしだもんな
ガスでなければ、炭で焼くのがおいしいもんね


(さねしげさん)
あげだ
ほんとにそうだよね




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# by friendlyclover613 | 2017-08-24 16:20 | 米子弁劇場 | Comments(0)


あんたげは、もう、梨、たのんでや
あなたは、もう、梨(の進物)を注文した?


きょ、頼んだじぇ
きょう、注文したよ


あんたとこーは、しゅうとさんやちもおーなーだけん、よけおくーなーだーがん
あなた(のお嬢さん)のところは、お姑さん夫婦と同居だから、たくさん送るでしょ


15キロ頼んだ↓わ


都田さんも、15キロ送ったと
都田さんも15キロ送ったんだって



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# by friendlyclover613 | 2017-08-20 00:04 | 米子の名産 | Comments(4)

九官鳥

(さねしげさん)
あんたげは九官鳥かってや
お宅は九官鳥飼うことにしたの?



(ふなこしさん)
そげだだがん
そうなのよ

そこのかわもとさんがひっこしなーときにな
そこの川本さんがひっこされるときにね、

あげらか、いいなって、いっちゃんがもらってきただがん
あげましょうか、って言われて、いっちゃんがもらってきたの



(みやこださん)
ま、かわいいがん
ま、かわいいじゃない


(九官鳥)
だらずけな


(みやこださん)
ひっ


(ふなこしさん)
なんでもまねすーだけん
なんでもまねするんだから


(九官鳥)
だらずけな


(ふなこしさん)
ひっ、

いっつもこげなだがんな
いつもこんな調子なのよ


(九官鳥)
ほうけたやな


(みやこださん)
あんた、いっちんちに100回くらい、あげいうだもん
あなたは、1日に100回くらいあれ(「だらずけな」、「ほうけたやな」)言うんだもの




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# by friendlyclover613 | 2017-08-19 14:39 | 米子弁劇場 | Comments(0)

さばー

(さねしげさん)
がいに虫がさばーなあ、パソコンの画面に
たくさん虫がつくねえ、パソコンの画面に


(ふなこしさん)
きのは、よーに蚊が出て
きのうは、すごく蚊が出たよ


(みやこださん)
ほんに、虫は好かんわ
ほんとに、虫はすきじゃない



(解説)
よーに蚊が出て・・・という言い方は、米子特有というわけでもないのです。
標準語でも、
「きのうはすごく蚊が出てさあ・・」などと言うでしょう。



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# by friendlyclover613 | 2017-08-17 18:26 | 米子弁劇場 | Comments(0)

松江

お盆で、ふだんは会わない人とも会ったりする機会が多く、松江や米子のことについて聞かれることも多いです。
この記事は、以前出した記事に、みなさまへのご質問への答えも加筆して、
松江のことについて、私が知っていることを書いてみます。
私も、松江をよく知っているというほどでもありませんが、少しでもみなさまのお役に立てればうれしいです。

松江は、米子とちがって、お殿様がしっかり君臨していたところですから、
米子と比べると、言いにくいけど、よそものにはちょっと冷たいかな、というのは、正直言って否めません。
日本人の一般人のヨソモノには冷たいけれど、小泉八雲さんのような欧米系の外国人、同じ日本人でも、大学の先生、お医者様、芸術家などのヨソモノには、とても親切です。
これだけ聞くと、いじわるな人の多そうな町に思えますか?・・・
でも、県庁所在地で、人口が多いですから、いろんな人がいるんですよ。
すごくいい人も、やさしい人も、親切な人も、人なつこい人も、意地悪な人も、へんな人もいます。

ミッションスクールもあるし、小泉八雲が暮らしたりしたところですから、外国人には慣れている土地です。
外国人といってもいろいろありますが、松江を気に入るのは、欧米系の知的レベルの高い人が多いようです。
そのような外国人との交流によって、考え方が洗練された、教養のある人も、数は少ないでしょうが、いるんですよ。
こんないなかに、こんな洗練された考え方のできる人がいるのか、というような、懐の深い教養人がいます。
中村元という哲学の先生も、故郷の松江をすごく愛しておられたそうです。
キリスト教や仏教など宗教的な信念から「来るもの拒まず」的な生きかたをしている人も、理想家肌のヒューマニストも、少数派でしょうが、います。
いなかだからレベルが東京より低い、なんていわせないような実力者も、各分野にいます。
芸術のレベルも高いです。
ハイレベルなコンサートもあるし、音楽家や画家もたくさん輩出しています。
「ギャートルズ」の作者の園山しゅんじさんも、俳優の芦田伸介さんも、松江出身です。

小泉八雲先生の奥様は、松江の女性の典型的なタイプでしょう。
芯はしっかりしていて、内心誇りを高く持っていても、行動は女性らしくお淑やかで控えめです。
人の悪口とか、嫌いだ、とかいうようなことを大声で言うような下品なことは、松江の上流の女性はしません。
どうしても言いたいときは、たったひと言、そっと刺す様にちくりとです。

新編「日本の面影Ⅱ」(角川ソフィア文庫)では、
日本女性の鏡のような慎ましさと繊細さがあふれる知性豊かな文章に、セツ夫人のおひとがらがしのばれます。
あれだけの量の中に、たったひと言です。
松江の女性の中でも教養のある人の感じ方や生きかたを、私は知っていますが、おそらく、
セツ夫人も、きっと、あのたったひとことを言わず(書かず)にはいられないくらいお嫌だったのでしょう。
少しくらいいやなことなら、いちいち口には出さないのです。
夫は好きでも私は別です、という気持ちを、あのように、たったひとことで表現なさったのです。
昔の女性の言葉表現は、なんて奥ゆかしくつつましいのでしょう。
日本女性の鏡というだけでなく、松江の教養人の鏡ともいうべきかたです。

今、松江では、松江クラシックスという、地方創生のイベントが、毎年行われるようになりました。
昔から音楽のさかんな町であった松江の音楽的、芸術的資産の価値に
世界的なバイオリニストのかたが気づいてくださって、
世界的な音楽家の方々と、地元の音楽の実力者の方々とが協力して、松江の音楽をさらに発展させていこうということになりました。
古きよき日本がまだまだ健在の松江には、そのよさの裏の面として、新しい時代にはそぐわないものも多々ありますが、西洋の人々が憧れるジャポニズムの豊かなところであることは確かです。
西洋の男性が憧れる日本女性というのは、私の知る限り、今の時代にあってなお、外見は古風でなくても、内面には、まさに、小泉八雲夫人のようなところのある人なのです。

庶民的な米子に比べて、松江は、冗談が通じない、おおらかさを欠くところはあるかもしれません。
松江は、よく言えば、律儀、慎重、まじめ、シリアス、悪く言えば陰湿、
米子は、よく言えば、ざっくばらん、ほがらか、気取らない、悪く言えば、ちょっとザツ・・・でも、デリカシーがないということではありませんよ。
細かいことは気にしないけど、人の気持ちにはよく気がつくのが、米子人のいいところです。

最初に意地悪な人に出会ってしまうと、もう、松江なんて嫌いだ、と思ってしまうかもしれませんが、それはもったいないことです。
いろんな人がいるのだから、意地悪な人にはさっさと見限りをつけて、自分に合った仲間をさがしてみましょう。
あなたが、よほどめちゃくちゃな人間でないかぎり、きっと、いごこちのいい居場所と楽しい仲間に出会えると思います。
懐の深い教養人や実力者の先生などから学ぶことも多いでしょう。
中村元先生が言われるような、「もの静かで奥行きがある人間」、職人肌の、愛想は悪くても尊敬されている人、松江には、いい人が、ほんとにいっぱいいるんですよ。
京都人同様、松江の人は、用心深くて、とっつきは悪いですが、1度親しくなったら、ほんとうに誠実です。
ただ、グリーンに染めた髪とか、背中が上半分しかないカーディガンとかいうようなものには、問答無用で拒絶反応をする土地柄ですから、そのようなことには気をつけたほうがいいでしょう。
今は、わりとそうでもなくなったような話も聞きますが、私が松江で暮らしていたころは、髪をグリーンに染めてる人は同じ人間と思ってもらえないような感じでしたよ。
東京では、誰もが気にしない、背中の下半分がないカーディガンとか、すその長さが後ろと前とでちがうスカートとかを着て松江に帰省したら、
お母さんが命がけで、松江では絶対にこれを着て歩いてはいけない、と、止めたんだとか。
米子なら、誰も、偏見持ったりしませんけどね。

最後に、このブログの読者だけに、まる秘情報を。
あんまり大きな声では言えませんがね・・・同じ松江市でも、いじわるな人やへんな人の多い地域と、
親切な人がたくさん住んでいる地域とがあります。
これ以上、個有名詞までは出せませんが。



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# by friendlyclover613 | 2017-08-13 18:15 | 島根県 | Comments(0)

ええかげんにしないっ!!!

(犯人)
もしもし、お母ちゃん、300万出してくれよ
会社のお金のはいったかばん、なくしちゃったんだ


(みやこださん)
あんただーですかね
あなた誰ですか


(犯人)
あなたの息子だよ


(みやこださん)
ええかげんにしないッ!!
うちの子は、そげな、お金なくすやなだらずにそだてとりませんよ!

(いいかげんにしてくださいよ!
うちの子は、そんな、お金をなくすようなバカに育てていませんよ



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# by friendlyclover613 | 2017-08-13 18:14 | 米子弁劇場 | Comments(2)

くいわけ

(さねしげさん)
うちゃなあ、どげなかわいまごでも、くいわけは、よーかんで

わたしはねえ、どんなにかわいい孫のものでも、
食べ残しは、(気持ちが悪くて)食べられないの


(ふなこしさん)
わたしも

人の残したもんやなんかい、わが子でも孫でも、よーかんわ

自分以外の人の残した食べ物なんか、自分の子どもでも孫でも、食べられない



(みやこださん)
ほんとだが、赤ちゃんはかわいいだーもんな

ほんとにそうね

赤ちゃんはかわいいから(赤ちゃんの食べ残しなら食べられる)けど





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# by friendlyclover613 | 2017-08-12 14:30 | 米子弁劇場 | Comments(0)

バナナ

(孫)
おばあちゃん、おなかすいたよ


(ふなこしさん)
仏さんにバナナがそなえてあーけん、まってたべーだわ

仏壇にバナナがそなえてあるから、もらって食べなさい


(孫)
ひいおばあちゃんのつばがついてる


(ふなこしさん)
ほうけたやな

ばかばかしい


解説
ほうけたやな=「だらずけな」のバリエーション




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# by friendlyclover613 | 2017-08-10 00:32 | 米子弁劇場 | Comments(0)

うれしいニュース

この前、数年ぶりに、故郷の知り合いに電話して、うれしいニュースを聞きました。

彼女が相続した米子市内の土地が売れたんですって。
そして、買われたのはお医者様なんですって。

お医者様に好かれる町と自信持っていいんだと思います。

県内や近くで評判の悪いところほど、遠くへ遠くへと、大声で、うそまでついて、宣伝しています。
その点、米子市は住みやすいところだという定評が昔からあります。
米子が住みやすいいいところだといううわさは、派手に大声で宣伝しなくても、静かに着実に、県内や近辺で着実に広がっています。
これからも、きっと、人が集まってくるでしょう。


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# by friendlyclover613 | 2017-08-08 20:21 | 移住情報 | Comments(0)

なべ

(孫)
おばあちゃんが、庭になべ持って出てるよ
何してるの?


(お嫁さん)
まあ、お義母さん、どうなさったんですか


(さねしげさん)
なべこがいただけん、ひにほしとーだがん
なべを(料理で)焦がしてしまったからね、おひさまに干してるの

なべおろさかおもっとったらお客さんがきなって
なべを火からおろそうと思ってたら、店にお客さんが来られて

ここにつるしとかかい
ここにつるしておこうかしら


(お嫁さん)
そうすると、こげて黒くなったのが、もとどおりになるんですか


(さねしげさん)
からからにかわかしてな、たわしでこすーだと
からからにかわかしてね、たわしでこするんだって

ふなこしさんにならっただがん
ふなこしさんに教えてもらったのよ


(お嫁さん)
あ、そういえば、さっき、ふなこしさんに回覧板持って行ったら、庭で、なんか、ビニールのかこいして、やっておられたわ、ふなこしさんもおなべ焦がされたんですね。


(さねしげさん)
ああ、あーはな、パンやいとってだだがん
ああ、あれはね、パンを焼いてらっしゃるのよ

夏は、おひさんでパンやきなーだがん
夏は、お日様の熱でパンを焼かれるんだって

ときどきわけてごしなーが、ほんにおいしいで
ときどきわけてくれるんだけど、ほんとにおいしいよ



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# by friendlyclover613 | 2017-08-06 22:51 | 米子弁劇場 | Comments(0)

しらんててや

(さねしげさん)
むかしっからな、このへんかーは、けっこう、芸能人がでとーよ
渡哲也とかな

昔からね、このへんからは、けっこう、芸能人が出てるよ
渡哲也とかね


(みやこださん)
え、渡哲也、米子出身?。


(さねしげさん)
あら、あんた、しらんててや、
渡哲也は、安来の人だで

あら、あなた、知らないの?
渡哲也は安来の人よ


(みやこださん)
ま、しらなんだわ

まあ、知らなかったわ


(ふなこしさん)
渡哲也は、渡瀬恒彦のおにいさんでしょうが

渡哲也は、渡せ恒彦のおにいさんでしょう


(さねしげさん)
そーはしらんだーもん

それは知らないけど




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# by friendlyclover613 | 2017-08-05 22:00 | 米子弁劇場 | Comments(0)

思い出話

(さねしげさん)
うっちゃちがほそかったとき、ヘルスランドってあったが
わたしたちが子どもだったとき、ヘルスランドってあったわね


(みやこださん)
あー、あった、あった、
今はあげなもんがねだけん、がっこがやすんみのときやちゃ、子どもやちの行くとこーがねが
今は、あのような(子どもが喜ぶような)レジャー施設がないから、学校が休みのときとかには、子どもたちが遊びに行くところがないもんね


(ふなこしさん)
だけん、よーにスマホばっかーみとーだがんな、目がわるんなーわ
だから、すごくスマホばっかり見てるんだよね、目が悪くなるわ


(みやこださん)
ヘルスランドのチキンライスに、うちのいもとがよーにすいとって、あそこ行くと、かならずたべーよった

ヘルスランドのチキンライス、うちの妹がすごく好きで、あそこに行くと、必ず食べたわ


(ふなこしさん)
うちのおととも、あそこのラーメンが、がいにきにいっとったわ
うちの弟も、あそこ(ヘルスランド)のラーメンが、すごく気に入ってたわ



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# by friendlyclover613 | 2017-08-01 16:00 | 米子弁劇場 | Comments(0)

くじびき

(みやこださん)
こないだ、商店街のくじびきで当たったせっけん、うちの子がみんな持っていんだわ
うちでつかわかおもっとったけど、やってしまったが

この前商店街のくじびきで当たったせっけんを、みんな娘が持って帰ったの
うちで使おうと思ってたけど、やってしまった


(さねしげさん)
どっこもそげだな
うちげもだで
中元も歳暮も、娘がみんな持っていんでしゃーが

どこの家もそうね
うちもよ
お中元もお歳暮も、娘がみんな持って帰ってしまうの


(ふなこしさん)
わけもんは生活がえらいだけんな
若い人は生活が苦しいからね


(さねしげさん)
東京はえらいだけんな
東京はたいへんだからね(生活費がかかるからね)


(ふなこしさん)
なんでだーか
どうしてなんだろう


(みやこださん)
物価がたけだもん
物価が高いもの


(さねしげさん)
米子だと、自転車やちも、借りられーが、東京では、みんな自分で買わないけんだけんな

米子だと、自転車なども近所から借りられるけど、東京では、必要なものは全部自分で買わなければいけないからね


(みやこださん)
うっちゃちゃ、イオンやちに行くときは、みんなで車に乗っていくだけんな
私たち(米子に住んでる者)は、イオンとか(ちょっと離れた大きなスーパー)に行くときは、誰かの車にみんなで乗って行くものね。(だから交通費が節約できる)


解説

自分は幸せと感じるか、という県別のアンケートで、鳥取県は4位でした。
けっこう意外な結果だったので、なんでだろうと、考えてしまいました。

幸せ度に大きく影響するのは、まず経済的なことです。
米子人は、松江などと比べても、けっこう、近所どうしで、気軽に自転車や自動車などを貸し借りしたり、載せてあげたり乗せてもらったりしていて、それが、意外に大きな節約になっているのではないか、と思います。
車庫を貸しているかわりに、その車に、買い物のとき乗せてもらう、という生活をしている人を知っていますが、それで、タクシー代やら電車、バス代がかなり浮いています。
ひとり暮らしのおばあさんなんですが、病院にもその車で連れてってもらえることが多いし、おかかえ運転手がいるような生活だそうです。
米子には、人に気軽にものを貸すタイプが、よそより多いような気がします。
ものというか、その前に、まず、精神的に気前がいいんです。
これだけしてあげたから、これだけ返しなさいよ、というような計算はしません。
そんな計算をしなくても、人間、信じてもらえば、要求されなくても、自然に、お返しをしようという気になります。
それで、米子人どうしの人間関係はなりたっています。
裏切られても、心から謝られれば、こころよく許して忘れてあげるというところも、よそにはあまりないようなよさだと思います。
米子人は・・・自慢になるかもしれませんが・・・陽気で懐が深いです。




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# by friendlyclover613 | 2017-07-27 08:01 | 米子弁劇場 | Comments(0)

おみやげ

(みやこださん)
東京みやげ、なんにしょかい
東京みやげ、何にしようかしら


(娘)
この小皿はどう?


(みやこださん)
子どもやちは、さーもん、どこがえだいわからんだけんな
子どもやちは、そんな(小さい)もの、どこがいいのかわからないからね

お上品なんてもんは、あーやちにはわからんだけん
お上品なんてものは、子どもにはわからないんだから

もっとがいなもんだなけらなよろこばんわ
もっと大きい(見栄えがするような)ものじゃないと、喜ばないのよ


(娘)
それもそうだ
さねしげさんとこのおじいちゃんには、このピルケースがいいんじゃない?


(みやこださん)
あのしゅも目がわるんなって、そげなちいせやなもん、まったてて、なくしてだわ
あの人も目が悪くなって、そんな小さいものもらったって、なくしてしまうわ

もっとがいなもんでなけらな
もっと大きなものじゃないと


(娘)
大きなおみやげばっかりで、かさばるわねえ




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# by friendlyclover613 | 2017-07-19 21:38 | 米子弁劇場 | Comments(0)

電話をとりつがないお姑さん

関東から1歩も外に出たことがない人が、松江の友達の義実家に電話したら、取り次いでもらえなかったんだって。
なんで、って聞かれて、いっしょに考えてみました。

電話をかけたA子さんは、関東の外に、旅行はしたことがあるけど、関東外に住んだことは1度もない人です。
A子さんが電話をかけたB子さんは、松江出身。
職場で、ちょっとした友達になったんですけど、B子さんは、うちうちの事情がいろいろあって、
東京での仕事をやめて、松江に帰りました。
それで、B子さん、今どうしてるのかな、と、ちょっとお話したくって、松江のB子さんに電話したわけ。

電話がつながったら、B子さんの義理のお母さんが出ました。
普通にこちらの名前を名乗って、B子さんを呼んでくださいって言ったんだけど、
何のご用件ですか、と、聞かれます。
こんなこと聞かれたの初めてでした。
何のご用件、と言われても、ちょっとお話したいとは、いいづらいものね、関東ではありえないことだけに、すぐに返事できないでいると、さんざん根ほり葉ほり聞かれたあげく、とうとう、電話はとりついでもらえませんでした。
関東育ちのA子さんにとっては、え?!って体験だけど、京都や松江でお姑さんと暮らすお嫁さんの生活は、たいていこんなものです。
全部ではないけどね。

A子さんは、関東の感覚で見る限り、礼儀正しいほうだと思います。
きっと、失礼な言い方はしなかったと思います。
が、B子さんのお義母さんには、受け入れてもらえませんでした。

どうしたら、とりついでもらえるんだろう、って、聞かれたんだけど・・・うーん、これはね・・・理屈じゃないのよ。
松江って、京都と似たようなところあります。
結局、早い話が、京都や松江に嫁いだ人に電話して、電話をとったおばあさんに、
「ご用件は何ですか。」と聞かれたら、それはつまり、うちでは嫁に電話はとりつがないことになってます、ということなんです。
表向きは、用件によっては取り次いでやる、という感じで、それを言葉通りに受け取って、こんな用事なんですけど、なんて言うと、もっと用件をいただけませんと取り次げません、と言われます。
それを言葉通りにとってバカ正直に説明すると、もっと、もっとと、さんざん問いただされた挙句、今いそがしいから、どんなご用件かをもっといただけませんと、取り次げません、と言われます。

私の知る限りでは、おじいさんなら、たとえば、「同窓会のことで連絡したいんですけど。」とか、ある程度の説明をすればとりついでくれます。

たとえば、私も、京都の友達に電話をかけるんだけど、こころよくとりついでもらえるのは、本人だけでなく、おとうさんともおかあさんとも、ご主人とも、親しいからなんです。
男のかたの場合は、奥さんともお母さんとも親しいからです。
私の家族と、友達の家族と、家族ぐるみのつきあいだから、電話も、何にも問いただされず、気持ちよくとりついでくれます。
ここまでくるには、手順を踏んでいます。
まず、学校などで出会って、友達になって、親しくなったら、家に招いてくれます。
そこで、おとうさんもおかあさんも、きょうだいも、ぞろぞろ出てくるんで、関東で生まれ育った人はびっくりするんだけど、それを拒否するならば、おそらく、電話もとりついでもらえるようにはならないし、長いつきあいはできないです。
つきあいは個人的なもの、とみんなが考えている東京とは、人づきあいのありようがまったくちがうのです。
干渉されてるとしか思えない人は、根本的に京都人とは合わないということなので、家に招いてくれたその友達本人とも合わないことが、おそかれ早かれわかるでしょう。
私の場合は、自分が海のものとも山のものともわからなかった若い時代を京都ですごしました。
ご家族に紹介されて、たとえば、私が悩みがあるときには、友達だけでなく、お母さんもいっしょに悩みを聞いてくれました。
今の悩みだったら、とてもじゃないけど、友達のお母さんにまで話せませんが、あのころの悩みというのは、
アルバイトで先輩とうまくいかないとか、合唱団で実力的についていかれないとかいうようなことでしたから、自分の親とは職業も生活環境もちがう、友達の親に、いろいろなアドバイスをしてもらったことは、
のちのち、私の人生にプラスになりました。
干渉されているとか、うっとうしいとか思える人の気持ちもわからないではありませんが、いい面もあります。
たとえば、京都まで用事で行ったときに、旧友を訪ねてみようか、とおもいついて、約束せずに行ってみたら、本人がるすのこともあります。
東京とかだと、こんなとき、応対した家族は、私の友達じゃないから、というのが頭にあります。
京都の家族ぐるみの友達だと、娘の友達だから、と、お茶を出して、話の相手もしてくれるんです。
あの子は今、実は・・なんて話も出たりします。
で、しばらく待たせてくれて、待ってても友達が帰ってこなかったら、せっかく遠くから来てくれたのに、うちの子がるすでごめんなさいね、なんて、おみやげまでくれます。
だから、京都の人って、決していやらしいけちじゃないんですよ。

逆に言うと、私は、京都に電話するときは、そういう家族ぐるみのおつきあいの友達にしかかけないし、家にも訪ねて行かないのです。
ご家族と親しくなれなかった人には電話しません。
いやな思いをしなければならないことも、とりついでもらえないことも、最初からわかっているから。
彼女のことは好きだけど、彼女のおとうさんやおかあさんにまで悩みをうちあけたくないわ、という場合には、電話はあきらめています・・・私はね。
こちらがそう思うほどは、むこうも、私のことを好きではないから、気持ちよく電話をとりついでくれないのだと思います。

ほんとうにご両親とかと気が合って仲よくなると、困ったときとかは、家族ぐるみで、ほんとに親身になって、助けてくれるのよ、応援団!て感じで。
その友達とけんかしたときも、2人だけのつきあいなら絶交になってしまうようなときでも、心を打ち明け合えるような友達って、なかなかできないものよ、などと、友達の家族がとりなしてくれたりします。
友達ひとりだけでなく、おとうさんやおかあさんもきょうだいも力を貸してくれる、となると、ほんとに心強いんです。
私が学校を卒業して仕事を探したときは、大不況でした。
泊めてくれて話を聞いてくれて、おとうさんやおかあさんが仕事を紹介してくれて、というのがすごくささえになりました。
私と同年代の友達ひとりの力ではできなかったことです。

おそらく、松江も似たようなものなんじゃないかしら。
松江の人の全部がそうじゃないけど、B子さんのところみたいな家は、例外じゃないです。
関東の人の想像を絶するようなことがいっぱいあります。
関東の人というか、松江から車で1時間ほどの米子で生まれ育った私でさえ、えー?!とさけんじゃうようなこと、松江にはいーっぱいあります。

話をもとにもどしますと、どうしたら電話をとりついでもらえるの、という質問の答えは、家族ぐるみのおつきあいをしなさい、ということになります。
A子さんも松江まで来て、B子さんと同居している義理のご両親や、同じ敷地に住んでいる義理のお姉さんご夫婦などにも紹介してもらって、個人情報を開示することでしょう、
「なんで、こんなことまで聞かれなきゃいけないのよ、関東ならこんなことまで聞かれないのに。」と思うようなこともがまんして。
それでも、電話を取り次いでやってもいい、というところまで気に入ってもらえるかどうかは、保証の限りではありません。
単に、電話を取り次がないのは、お姑さんの、お嫁さんへの意地悪というケースも多いです、
松江でも、京都でも。

意地悪というわけでもないんでしょうけど、たとえば、何のご用件ですか、と聞かれて、お嫁さんに相談に乗っていただきたいことがあるんですけど、なんて、言ったひとがいたそうです。
よほど思いつめて、友達の助けを求めていたのでしょう。
そのとき、お姑さんが、嫁は今忙しいから、私が相談に乗ってあげますよ、なんて言ったそうです。
これも、ちょっと普通では考えられないようなことだけど、結局、それを拒否してしまったので、そのお姑さんをすごく怒らせてしまって、そのお嫁さんである友達とは連絡不能になりました。
連絡不能になったというのは、郵便物も、お嫁さんに届く前に、お姑さんが捨ててしまったんだそうです。
ごみの中から郵便物が出て来たとお嫁さんから連絡があって、すごくショックだったそうです。
携帯電話やスマホ以前の時代の話です。
このときに、彼女がお姑さんに、こころをひらいて、こみいった悩みを打ち明けていれば、もしかしたら、案外、親友がひとりふえたかもしれません。

こういうところに、友達がお嫁に行ってしまったら・・・・
その友達とは、そういうところにお嫁に行ってしまった時点で、つきあえなくなる運命だったんだ、と思ったほうがいいかもしれません。
どうしても連絡したいときは、私は、その彼女の近くに住んでいるほかの友達に伝えてもらうとか、だんなさんが電話に出たときに、気持ちも用事もつたえてもらうとか、していました、メールも携帯もなかった時代にはね。
男の人のほうがやさしいんですよ、こういうことは。

これが、たとえば、東京だとね、私が東京に下宿していたころ、しつこく勧誘してくる友達がいたんです。
大家さんに事情を話して、あの人からの電話は取り次がないでください、って言ったら、
「電話を取り次いでくれない、なんて言われると私(大家さん)が困るから、電話には一応出て、自分で断ってください。」と言われました。
かなりおおざっぱに言えば、こういうのが、関東の人間の発想だと思います。
人にもよるでしょうけど。

千葉の例なんですけど、知り合いのサークルに、母ひとり子ひとりで暮らしている男性がいます。
80代のそのお母さんは、息子の嫁さん候補をみんな追い払っているのですが、電話は、しぶしぶながらでも取り次いでくれるそうです。
取り次ぐ代わりに、携帯やスマホを持つことは許さない、ということらしいですが。

知り合いは、京都の人に、仕事上のことで電話するのですが、お姑さんが電話をとると、絶対に取り次いでくれないのだそうです。
ご主人とか、お舅さんなどが出たら、取り次いでくれるんだそうです。
あんなお姑さんと同居してる彼女の苦労が思いやられるわ、と、みんな言っています。
そういうケースもあるのです。
関東とは、生活感覚も、人間関係のありようも、ちがうのです。
どちらが正しいとか正しくないとかいうような問題ではなく、それがいやならおやめ、ということです。

そういうわけで、私も、京都や松江に住んでる友達の何人かには、電話することはあきらめてるので、それ以上、どうしたらいいかわからないです。
もっといい方法があったら、どうか教えてください。
京都と松江といっしょくたにして書いてしまいましたが、ちがうかもしれません。

では、お嫁さんは、電話をA子さんにかけかえさないの、というのが、A子さんの次の疑問です。
関東にしか住んだことのない人にとっては、当然の疑問です。

理由は、いくつか考えられます。
B子さんに聞いたわけじゃないから、憶測なんだけど。
B子さん同様に松江にお嫁に行った人にも、同窓会の幹事をやった人にも聞いてみました。


1.
お姑さんが、B子さんに、電話があったことを伝えなかった。
意地悪だったのかもしれないし、忘れていたのかもしれません。


2.
お姑さんがA子さんを問い詰めているのを、B子さんがそばで聞いていた可能性もあります。
関東では考えられないようなことですが、松江では、時々、そういうこともあるんだそうです。
そういう場合、電話をお嫁さんがかけ返してこないのは、おそらく、電話が、お姑さんに聞こえるようなところにあるのかもしれません。

携帯を使えばいい、とかんたんに考えるのは、関東の核家族の人の発想です。
家の中で携帯を使っていたら、お姑さんに聞こえるのかもしれません。
私が今住んでいる町では、よく、商店街などのものかげで女性が携帯で話しているのを見かけますが、いなかでは、ああいうことはできないのです。
近所の人やお姑さんの友達などに、そんな姿を見られたらたいへんなことになります。
関東の匿名社会とはちがうのです。


3.
同窓会の幹事をやっていた人が言っていたのですが、同窓会の用事だと言っても、男性だからということで、問答無用で、お嫁さんに電話をとりついでくれないお姑さんも、時々、いるそうです。
そういう場合、お嫁さんが電話をとることはめったになくて、
お姑さんが電話番していることが多いのだそうです。

そのようなところにお嫁に行った人への連絡は、今でこそスマホやメールがありますが、それ以前の時代はどうしてたかというと、その幹事さんの場合は、ご主人あてに連絡していたそうです。
どうしても電話でなければいけないようなときは、ご主人を呼んでもらうか、それができなければ、電話にでたお姑さんに、つぶさに用事を話して、嫁に聞いておきます、と、そして、お嫁さんの返事を、また、お姑さんから聞くという手順を踏まなければならなかったそうです。

年代は関係あります。
私が知っている中では、お嫁さんに電話をとりつぐことを拒否する60代(戦後生まれ)のお姑さんは、少ないです。
近頃は、お嫁さんのだんなさんのお母さんだけでなく、おばあさんがいる家庭も多いので、おそらく、電話をとりついでくれないとかいうのは、お姑さんではなく、ご主人のおばあさんなのではないか、と思えるような話もあります。


京都じゅう、松江じゅうのすべてのお姑さんが、お嫁さんへの電話を、こころよくとりつがないわけではないけれど、関東では考えられないようなことは、たくさんあります。
何かが根本的にちがうんでしょうね。



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# by friendlyclover613 | 2017-07-11 13:54 | 島根県 | Comments(0)

なんとしたことだ

(孫)
わーっ、いていていてーっ


(ふなこしさん)
ま、なんとしたことだ、がいな声だいて
まあ、大きな声だしちゃって、いったいどうしたの


(孫)
口内炎かんじゃったよー



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# by friendlyclover613 | 2017-07-05 21:26 | 米子弁劇場 | Comments(0)

東京見物

(みやこださん)
わーっ、がいなタワーだなあ
わー、すごく大きなタワーだこと


(みやこださんの娘)
あちゃ、そげながいな声で、米子弁しゃべーだねがん、はつかしがん
ああ、ほんとにもう!、そんな大きな声で、米子弁しゃべっちゃだめよ、はずかしいじゃないの
標準語しゃべーないやい
標準語しゃべりなさいよ


(みやこださん)
よーしゃべらんわ、標準語やなんかい
しゃべれないわよ、標準語なんか


(みやこださんの娘)
なら、そげながいな声出すだねわ、もっと、ちいせやな声でしゃべーだわ
それなら、そんな大きな声出さないのよ、もっとちいさい声でしゃべりなさいよ



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# by friendlyclover613 | 2017-07-02 07:35 | 米子弁劇場 | Comments(0)

なつかしい言葉

ふるさとのなまりなつかし停車場の・・・・
この、石川啄木の歌に共感する人はおおいでしょう。
米子弁がなつかしくなったら、このブログを見てください。



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# by friendlyclover613 | 2017-07-01 04:50 | 米子弁劇場 | Comments(0)

米子弁ブルース

(さねしげさん)
ちょっと、あんたやち、聞きなった?
ちょっと、あなたたち、聞いた?

ビールが値上がりすーだしこだがん
ビールが値上がりするんだって


(みやこださん)
知っとー
知ってる


(さねしげさん)
よーにかなわんが
ほんとにたまらないね

なんでもかんでも値上がりすーだけん
なんでもかんでも値上がりするんだから



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# by friendlyclover613 | 2017-06-28 22:11 | 米子弁劇場 | Comments(0)

だんね

(ふなこしさん)
さねしげさん、ごめんよ、あんたから借りたかさ、いっちゃんがもってでてなくしたとい
さねしげさん、ごめんね、あなたから借りたかさ、いっちゃんが持ってでかけてなくしたって


(さねしげさん)
だんね
だいじょうぶよ

かさはよけよけあーだけん
かさはうちにはたくさんあるんだから


(ふなこしさん)
ごめんよ、はよかえしにいかないけんおもっとったら、いっちゃんが、持っていってしゃっただけん
ごめんよ、早く返しにいかなきゃ、って思ってたら、いっちゃんが、持っていってしまったから


(みやこださん)
あんたのかさ、よめさんとふたりして、ずっとさがしとーなったけど、なかったと
あなたのかさを、ふなこしさんとこのお嫁さんとふなこしさんがふたりで、ずっとさがされたんだけどなかったんだって


(さねしげさん)
気にしなんな、どうせ、100円のかさだけん、
きにしなさんな、どうせ、100円のかさだから



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# by friendlyclover613 | 2017-06-25 18:20 | 米子弁劇場 | Comments(0)

米子弁よ、世界に羽ばたけ!


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